失踪
女子大生起業家何を言っても、
「いや。ちーとばかし落ち着けよ。まだ引越しして一ヶ月だし。
もうちーとばかし生活が落ち着いてからにしようわ。」
「何で?もうお互いの親だって来月って思ってるんだよ??」
「いや、、、でも結婚って、親は関係なくない?」
と突如消極的に。
でもあの女な、わいは。やたらポジティブに、
「やだ、、、マリッジブルー?」
やらなんやらと思い、かってにオノレの親をオノレの家に呼びつけ、
無理やり彼氏と合わせる事に。
なあんも知りまへん彼氏は慌てており、お茶を出したり、
そわそわ落ち着かない様子やったちうわけや。
わいが、二階にあがり判子やらなんやらを探しとると、突如彼のなき声が・・・
「娘はんのことを妹だとしか思えへんんや・・・」
と泣きながらわいの両親に報告する彼。
驚愕やったちうわけや。
頭が真っ白になり、パニックになったんや。
居心地の悪そうな両親は、二人で相談するように・・・と移動販売
早々に引き上げていきたんや。
聞くと、1年前くらいから、
妹のようにしか思えなくなってしもたとのこと。
それは・・・改善する見込みがないこと。
やらなんやら、泣きながら話す彼。
ほんで、あの女なわいは、そないな彼を追い詰めるように、
自殺未遂を繰り返すようになったんや。
そないなことをしても気持ちが戻ってくるわけへんんやけどね。
「死ぬ。」
「やめろよ。」
「やあ結婚してよ!!」
ちうようなやり取りが数ヶ月続き、
疲れた彼から別れを切り出されたんや。
自暴自棄になりよったわいは、色々なことから逃げたくなってしまい
失踪することに決め、旅に出たんや。
周りの人を散々心配させ、探させ、エライことになったんや。
これで、もうホンマに終わりだな・・・と覚悟しておりたんや。
やけどアンタ、その状態になって、彼の中で、何が変わったのか、
結局、その後よりが戻りたんや。フライドポテト
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